Art Activities in Psychiatric Ward : 1968-2011

会 期:2011年5月10日(火)~5月19日(木)
時 間:10 : 30~18:30
休 廊:なし
入場料:無料
会 場:京都造形芸術大学 人間館1F ギャルリ・オーブ
精神科病院の造形教室は日本においても非常に少なく、特に100号サイズの大作を次々に生み出しているのは日本において平川病院造形教室だけであり、その作品の価値とそれが生み出されるメンバーのつながりはとても貴重なものとなっています。
今回、京都造形芸術大学ギャルリ・オーブにおいて、その約40年間にも及ぶ精神科病院内での造形教室から生み出された150点の作品を歴史を追いながら展示する機会を得られました。
この造形教室は、アートを通じて精神科病院に通う人々のなかにある苦悩、恐怖、また夢や喜び、生や死に対する感情など深いものが、メンバーや指導者との関係を通じて共に動き出す磁場であり、医療・福祉の世界の「芸術療法」や、芸術の世界の「アウトサイダー・アート」とも異なった、いわばプロセスとしてのアートとよびうる性格をもっています。
暗いものを消すというような治療目的なのではなく、自由に表現し、表現されたものを皆で共有、共感することで再び生が輝きだすという意味で「臨“生“のアート」というタイトルをつけました。
関連企画:ギャラリートーク
日 時:5月14日15時~
    5月15日11時30分~ / 13時30分~
会 場:ギャルリ・オーブ展示室内

申込不要・参加費無料でどなたでも参加いただけます。是非おこしください。