ずこう展―3つの〈プレイ・ルーム〉


会期: 2012年11月21日(水)〜12月15日(土)
時間: 11:00-18:00
休廊: 日曜日
入場料: 無料
企画: 京都造形芸術大学 芸術表現・アートプロデュース学科


私たちが「美術」を志した遠い昔。

その時私たちを囲んでいたものはキャンバスや絵の具ではなく、クレヨンや色鉛筆、紙粘土や画用紙といった「図工の素材」だったかもしれません。
そうした個人史の中でのものづくりの原風景は、私たちの心の中に今も尚強く眠っているように思われます。

本展は、そのような創作の原体験を用意した「ずこう」という出来事をテーマに、ものづくりに対する日本人の共感覚をマッピングする試みです。

本展を通じ、「ずこう」を単にイノセントな創作行為として礼賛するだけでなく、「図画工作」が位置する「日本美術教育史」へとパースペクティブを広げ、「図画工作」という制度の核心部にまで接近出来ることを願います。

これは「美術」に降り立った私たちの「現在」と「過去」と「未来」、そして「ずこう」的想像力の「可能性」と「不可能性」を探求する等身大の旅です。